ソニー・ミュージックレーベルズ専属民謡歌手
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新作相撲甚句集

名所甚句 (多摩名所)(市川名所)(立川名所)(鶯宿温泉)(小岩井農場)(佐渡名所)(安来名所)

多摩名所
アーエー
多摩の名所を甚句に読めばよ
アー一望千里の武蔵野を
春は桜の小金井か
昭和記念公園に
夏は清流多摩川で
奥多摩日原鍾乳洞
秋は紅葉の高尾山
汗散る青梅マラソンと
正月拝島だるま市
高幡不動に初詣
絹の道なら八王子
福生に米軍横田基地
記憶に残るあの事件
東芝府中の三億円
明治維新の活躍は
新撰組で名も高い
沖田総司に土方か
局長 近藤勇なり
今の世までもヨーホホエ
アー名を残すヨ

市川名所
アーアーエー
市川名所を甚句に読めばヨ
アー里見公園桜咲く
秋は紅葉の小塚山
葛飾八幡 ボロ市に
駒形神社に初もうで
にらめっこおびしゃで歳が明け
辻切り天満 国府台(こうのだい)
家百軒に 寺百軒
行徳海苔なら三番瀬
いにしえ忍ぶは縄文の
曽谷(そや)に姥山 堀之内
幸水 豊水 新高(にいたか)と
梨の本場は大町か
歌人で北原白秋に
夏は江戸川大花火
河口じゃハゼ釣りヨーホホエ
アーアー太公望ヨ

立川名所
アーエー
立川名所を甚句に読めばヨ
アー春はさくらの富士見町
夏はねぶたの羽衣に
万灯神輿のパレードに
よいと祭りの賑やかさ
御諏訪神社の大ケヤキ
九月十五夜くんないか
松明(たいまつ)回しの砂川に
阿豆佐身(あずさみ) 天神 七五三
子供で賑わうレインボー
春は桜に秋もみじ
昭和の武蔵野こもれびに
四季を通じて楽しむは
昭和記念ヨーホホエ
アーアー公園ヨ

鶯宿温泉
アーエー 鶯宿温泉 甚句に読めばヨ
アー開湯 天正年間と 
四百五十年 その歴史
加賀の国から 来た山師 
助と名乗った その男
一羽の鶯 羽休め 
傷を癒して いたという
やがて飛び立つ 羽広げ 
鶯宿温泉 その由来
鶯宿川の 両岸にゃ 
風情豊かに 宿並ぶ
二十万石 盛岡の
いわずと知れた 奥座敷
県内随一ヨーホホイ
アー名湯ヨ

小岩井農場
アーエー 小岩井農場 甚句に読めばヨ
アー雫石と 滝沢に 
またがる日本 最大の
民間総合 農場と
日本鉄道 小野義真 
三菱岩崎 弥之助に  
井上勝は 鉄道庁
毛利の三ツ矢じゃ ないけれど
三人の頭文字 とったと言う
肥沃な田んぼや 森林を 
鉄道敷設で 失わせた
償いとして この湿原
やがて広がる 大農園
重要文化財 指定され
昭和天皇も お立ち寄り
今じゃ家族のヨーホホイ
アー憩う場所ヨ

佐渡名所
アーエー
北は大佐渡 南は小佐渡ヨ
アー国仲平野は米どころ
佐渡は四十九里波の上
佐渡の玄関両津港
加茂湖に映る金北山
岩首昇竜棚田やら
矢島 経島たらい舟
三角家の宿根木に
日本海の荒波が
洗う景勝尖閣湾
颯爽大空舞うトキや
順徳天皇 日蓮に
雨乞い舞なら世阿弥かや
郷土芸能 鬼太鼓に
両津甚句に佐渡おけさ
相撲じゃ小結大錦
北沢浮遊選鉱場跡
宗太夫坑やら道遊坑
世界遺産ヨーホホエ
アー佐渡金山ヨ

安来名所
アーエー
一度来てみよ安来の町へヨ
アー古代神話の その御代に
スサノオノ ミコトという神が
この地を訪れ、「吾が御心
安けくなりぬ」と 読み給う
安来という名が 出来たという
金屋子神社に守られて
たたら製鉄 積み出し港
布部ダム咲くのは白椿
戦国時代の活躍は
尼子 月山富田城と
世界の足立美術館
相撲じゃ大関 釈迦ケ嶽
弟 稲妻咲右衛門
四十六代大関よ
大相撲史上初の
兄弟幕内力士なり
日本全国津々浦々に
唄い広めたお糸さん
ドジョウ掬いで おなじみの
唄は自慢のヨホホエ
アー安来節ヨ       











































































止まるものづくし もとづくし 曲がりづくし ふりづくし つくものづくし 風づくし

止まるもの尽くし
アーエーとまるもの集めて 甚句に読めばヨ
アー水道締めれば水とまる
思案橋なら筆とまる
料金滞納ガスとまる
自動車とまるは赤信号
ガマの油で血がとまる
抜け毛がとまる育毛剤
投手が投げる剛速球
止まって見えた赤バット
着地がとまるウルトラシー
連勝街道まっしぐら
とまる白鵬六十三
止めて止まらぬものもある
酒と煙草と アー色の道ヨ
 
もと尽くし
アーエー
もとを集めて 甚句に読めばヨ
アー
マッチ一本火事のもと
口は災いのもとと言う
酒は飲め飲め呑むならば
日の本一のこの槍を
江戸は将軍お膝もと
気ままわがまま事故のもと
うまみの元なら味の素
失敗は成功の元という
太閤豊臣秀吉も
もとを正せば草履取り
故郷離れて○○年
すっかり私もあか抜けた
もとは○○の アー田舎者ヨ

曲がりつくし
アーエー
曲がりつくしを甚句に読めばヨ
アー曲がり曲がってよいものは
松の枝振りその姿
自由自在に首曲がる
誰もが見たがる鶴の首
念力込めればさじ曲がる
インドの象は鼻曲がる
土台腐れば家曲がる
歳をとるほど腰しゃ曲がる
悪口言えば口曲がる
角を曲がればマイホーム
曲げちゃいけないヨホホエ
アー人の道ヨ

ふりづくし
アーエー
ふりを集めて甚句に読めばヨ
アー首ふり空振り酔うたふり
酒の肴は寒ぶりで
松坂牛なら霜降りよ
振り袖姿にゃ振り返る
同窓会なら久しぶり
知ったかぶりする講談師
熊に会うたら死んだふり
内のワンコは尻尾ふり
なかなかとれないおしゃぶりに
急な雨降り どしゃ振りに
都合の悪い時ゃ寝たふりに
見て見ぬふりして通りすぎ
他人(ひと)のふり見てヨーホホイ
アーわがふり直せヨ

つくものづくし 
アーエー
つくもの集めて甚句に読めばヨ
アー 麦つく 稗つく 米をつく
月じゃ兎が餅をつく
近頃めにつくこの景気
うちの米びつ底をつく
立ち飲み一杯安くつく
呑んでくだまきゃ からみつく
帰りゃふらつく右左
次の日むかつく胃のもたれ
娘にゃ悪い虫がつく
息子はようやく職につく
まじめに勤めりゃ身にもつく
そのうちやる気に火がつくと
次第に上向き運がつく
つくづく人生ヨーホホエ
アー面白いヨ

風づくし 
アーエー
風の吹くまま 気の向くままにヨ
どうした風の吹き回し
杉良太郎 すきま風
『上州』かかあ天下に 空っ風
風の谷の ナウシカに
人呼んでフーテンの 寅さんが
困ったことが あったなら
風に向かって 俺の名を
肩で風を切る 土俵上
相撲じゃ名門 時津風
追手風に 嘉風と
大関琴風 がぶり寄り
余路米生んだる 横綱は
人情相撲で 名を残す
その名谷風ヨーホホイ
アー梶之助ヨ
相撲界で唄われてきた相撲甚句。ハアードスコイドスコイの掛け声で唄われる相撲甚句。見て楽しむ大相撲、唄って楽しむ、聞いて楽しむ相撲甚句。
歌詞もいろいろ●人情噺や人生訓●伝記や歴史の物語●名所甚句やお祝いもの
●婚礼甚句で祝い酒●落語の「落ち」も顔負けの、トンチ甚句も数のうち、
歌詞の多さも相撲甚句の魅力です。

鎮魂東日本大震災 新交通安全 海の豪商高田屋嘉兵衛

鎮魂 東日本大震災
アーエー
忘れちゃならない 孫子に伝えヨ
平成二十三年の
三月十一日の
十四時四十六分の
東日本大震災
三陸沖を震源に
マグニチュード九という
世にも恐ろしいあの地震
続いて寄せくる大津波
怒涛逆巻く 黒波に
呼べど届かぬ父の声
波間に消ゆる母の声
尊き二万三千の
御霊よ永久に安らかに
両手合わせてヨホホエ
アー祈りましょうヨ

新 交通安全
アーアエー
そんなに急いで どこまで行くかヨ
アー自動車自転車歩行者も
お先にどうぞ 譲り合い
ハザ❘ドランプで有難う 
だろう運転事故の元
かもしれない、と心得よ 
とっさの時でも間に合うか 
今のスピ❘ド車間距離
車は急に止まれない 
シ❘トベルトは命綱
航海乗りでもなかろうに 
後悔先に立たずと言う 
事故のあとでは遅かろう
泣いても後の祭りよと 
運転免許返納も
注意一秒怪我一生 
交通安全ヨーホホエ アーわが身のためヨ
 【はやし】
人は右側 車は左
右と左を よく見て渡れ
乗るな飲んだら 
乗るなら飲むな
飲酒運転 その身は
破滅 破滅
  
海の豪商 高田屋嘉兵衛
アーエー
島の菜の花 海の向こうにヨ
アー北の大地に日が昇る
まだ見ぬ蝦夷地を夢に見て
北前船が北へ行く
辰悦丸の帆を揚げて
鳥も通わぬ沖走る
函館 択捉 国後と
山高印の船が行く
国を離れて蝦夷地へと
幾夜寝覚めの 波枕
はるか北方 カムチャッツカ
大国ロシアを相手のし
日露紛争解決に   
国は違えど皆人ぞ
誠と熱意が国を越え
晴れて日露の友好と
今の世までも名を残す
海の豪商ヨーホホエ
アー高田屋嘉兵衛ヨ